2006-02-01から1ヶ月間の記事一覧

犬は「びよ」と鳴いていた 日本語は擬音語・擬態語が面白い

山口仲美 (著) 光文社新書 日本語に顕著な擬音語や擬態語に関する著者の研究成果を新書にまとめたものである。この手の研究については、橋本進吉博士の「古代国語の音韻に就いて 他2篇 (岩波文庫)」に収められている論文「駒のいななき」が有名である。…

◆あるドイツ人の友達に・・・・

あるドイツ人の友達に久しぶりにドイツ語でメールを出してみたら、ドイツ語で返答が帰ってきた。ドイツ語はあまり得意ではないが、ちゃんと通じたことがとてもうれしい。

植物のたどってきた道

西田春文 (著) NHKブックス 古植物学の入門書。植物の進化について、分かりやすく書いてある。ただ、最低限の基本的な生物学の知識がないちょっと苦労する。

◆竹の花

死ぬまでに一度、竹の花が咲くのが見たい。

クーデターの政治学 政治の天才の国 タイ

岡崎久彦、藤井昭彦、横田順子 (著) 中公新書 題名のまま

文字の歴史

スティーブン・ロジャー・フィッシャー (著) 鈴木 晶 (訳) 研究社 原題:A History of Writing 現在存在が確認されているすべての文字についての歴史が詳しく体系的に書かれている。シュメールの楔形文字に始まり、エジプト文字、セム系アルファベット、…

日本の思想

丸山真男 著 岩波新書現代にも通用する古典的名著。本書は、以下のような4部構成になっている。 日本の思想 近代日本の思想と文学 思想のあり方について 「である」ことと「する」こと

虫たちの生き残り戦略

安富和男 著 中公新書『すごい虫のゆかいな戦略』の方が面白かった。

すごい虫のゆかいな戦略 サバイバルをかけた虫の生きざま

安富和男 (著) BULE BACKS 講談社全部面白いが一番すごいと思ったのは、ウイルスを使って寄生するコマユバチの話。コテシア・コマユバチのメスはタバコスズメガの幼虫の芋虫の体内に卵を産み付ける。イモムシも負けじと免疫で卵を殺そうとする。しかし、コ…

比較言語学入門

W.B.ロックウッド 著 永野芳郎 訳 大修館書店 原題は"Indo-European Philology"である。インド・ヨーロッパ語族の比較言語学の入門書。いままで読んだ中では一番難しかった。

現代物理を学ぶための理論物理学

C.F.スティーブンス 著 早稲田次郎 訳 吉岡書店 相対論を勉強していたら、実は電磁気学を度忘れしていたことが判明した。帰りに古本屋によって見つけたのがこの本。ベクトル解析やグリーン関数などの物理数学から、古典力学、電磁気学、量子力学、熱力学、統…

◆スペイン語の良いサイト

最近面白いサイトを見つけた。スペイン語を学んでいる人にはお勧めのサイトhttp://members.at.infoseek.co.jp/mamba1004/index.html

われら以外の人類 猿人からネアンデルタール人まで

内村直之 (朝日選書/朝日新聞社)猿人からネアンデルタール人、そして、我々ホモ・サピエンスまでの人類の進化史を最先端の研究を元に分かりやすくまとめた好著である。著者は朝日新聞に勤める科学ジャーナリストである。専門の研究者ではないが、本書の内…

「エコノミック・アニマル」は褒め言葉だった 誤解と誤訳の近代史

多賀敏行 著 (新潮新書) マッカーサーの「日本人は12歳」の真意は、「自由主義や民主主義政治というような点では日本は若い」と言う意味であって、日本人の精神年齢が12歳という意味で、侮辱する意図で使ったのではない。 ブット氏の「日本人はエコノミッ…

四色問題

ロビン・ウィルソン 著 (新潮社)四色問題は、フェルマーの最終定理やリーマン予想などとならんで、長い間解けなかった(あるいは未だに解けていない)問題の中で、最も有名なもののひとつである。この本は、この四色問題という難問の証明の歴史を分かりや…

◆カウンター

カウンターつけた

満鉄調査部 「元祖シンクタンク」の誕生と崩壊

小林英夫 著 (平凡社新書)1905年のポーツマス条約の後、満鉄は1906年に設立された。満鉄調査部は満州鉄道の一部門で、調査機関として満州や北支、ロシアなどの政治経済文化などの調査を行う「シンクタンク」的な機関であった。満鉄は国策企業であったので…

自由論

J.S.ミル 著 (岩波文庫) 意見の自由を保障することの重要性 意見の自由および意見を発表することの自由は、以下の4つの理由により重要である。1.ある意見に沈黙を強いるとしても、その意見は万が一にも心理であるかもしれない。 2.沈黙させられた意見…

民主主義対民主主義 多数決型とコンセンサス型の36ヶ国比較研究

アレンド・レイプハルト 著 (勁草書房)タイトルがちょっと変わっているが、原書のタイトルは、"PATTERNS OF DEMOCRACY : Government Forms and Performance in Thirty-Six Countries"と平凡であり、訳者が勝手に奇をてらったタイトルをつけているだけであ…

日本の参謀本部

大江志乃夫 著 (中公新書)日本の参謀本部の起源、および、歴史上果たしてきた役割について簡潔に書かれている。