2006-09-01から1ヶ月間の記事一覧

インカの反乱

ティトゥ・クシ・ユパンギ 述 染田秀藤 訳 岩波文庫 ティトゥ・クシ・ユパンギがインカ帝国継承者としての正当性を主張するために書かれた証言である。 本書の大半は、ティトゥ・クシ・ユパンギの父であるマンゴ・インカがスペイン人によって虐げられてきた…

新版 自然界における左と右

マーティン・ガードナー 著 紀伊国屋書店 自然界における『対称性』の話。鏡の話から超ひも理論まで、あつかっている。著者はサイエンス・ライターであるが、物理学に関しては専門的な知識があるようなので、安心して読める。

帝国陸軍の改革と抵抗

黒野 耐 著 講談社現代新書 冊数稼ぎのために買って読んだが、まあ、その程度の内容だった。

消滅する言語 人類の知的遺産をいかに守るか

デイヴィッド・クリスタル 著 中公新書 この本を読んで、レオン・レーダーマンの「神がつくった究極の素粒子」を思い出した。言語学と素粒子物理学に共通する点は、実益が無いため、予算が取りにくいことである。そのため、自分達の研究分野が如何に価値があ…

東京裁判の全貌

太平洋戦争研究会 編 平塚 柾緒 著 河出文庫よくまとまってる。

桶狭間の戦い

小和田哲男 著 学研 正直、この変の話になると、新資料はなかなか現れないので、既存の資料をどう解釈するかの問題になる。僕は解釈問題は興味ない。結局どうなるかと、既存の解釈を覆す新解釈をさまざまな人が出し続けるという風になるだけで、あまり歴史的…

国際政治とは何か 地球社会における人間と秩序

中西 寛 著 中公新書 この本は読む価値は無い。あまりにもくだらないので最後まで読まなかった。「国際政治とは何か」と自分で疑問を投げかけておきながら、結局、読者に対して明確な回答を用意していない。結論は何なのかはっきりしないまま、単に19世紀…

法と社会 新しい法学入門

碧海 純一 著 中公新書 法学に関しては全く知らないので、少し勉強してみようと思った。本書は、法学の初歩的な入門書である。と言っても、著者は日本の法哲学の第一人者のようである。かなり古い本ではあるが、良い本だと思った。

社会分業論 下

E.デュルケム 著 講談社学術文庫 抽象的過ぎて、よく分からなかった。