2007-09-01から1ヶ月間の記事一覧

大正デモグラフィ 歴史人口学で見た狭間の時代

速水融 小嶋美代子 文春新書新書なのに無駄に細かい上に、教科書的つまらなさの歴史背景の解説がやたらと長い。しかも、結論がない。細かい説明はばっさりカットして、もっと大局的な観点から書いてほしかった。

新版 現代憲法 日本とイギリス

敬文堂たぶん、大学の教科書なのだろうが、教科書らしいつまらない内容の本だった。まあ、仕方ないかもしれない。

陰陽道 呪術と鬼神の世界

鈴木一馨 著 講談社選書メチエ 期待していた以上に興味深い内容の本だった。まず、陰陽道、陰陽師は、それぞれ、『おんみょうどう』『おんみょうじ』と読むと一般には思われているが本来は、『おんようどう』『おんようじ』と読むことが江戸時代までは普通だ…

平将門

北山茂夫 著 講談社学術文庫 平将門の評伝。

ベネルクス三国の行政文化 オランダ・ベルギー・ルクセンブルク

下條美智彦 著 早稲田大学出版部オランダ、ベルギー、ルクセンブルクの政治制度について詳しく書いてある。この三国はいずれも立憲君主国である。もちろん、民主主義国家であり、主権は基本的には国民にあるが、国王にもいくらかの実質的な権限が残されてい…

生物と無生物のあいだ

福岡伸一 著 講談社現代新書 非常に良い本。

プリオン説はほんとうか? タンパク質病原体説をめぐるミステリー

福岡伸一 著 ブルーバックスプリオン説といえば、ノーベル賞をとったくらいだから、何の疑問も無く信じていたが、本書を読んで実はまだ完全には証明されていないことがわかって驚きを感じた。それどころか、いろいろと問題点があり、なぜ、ノーベル賞をかく…