日本書紀 下

宇治谷 孟 訳
講談社

日本書紀はいままで読んだことがなかったが、この現代語訳を読んでだいたい内容が分かった。まず、こじきと一番違うのは扱っている期間。古事記では神代が中心的で、最初の3分の1が神代に当てられている。また、神武天皇以降の天皇に関しては、簡略的にしか枯れていない。しかし、日本書紀では神代は全30巻のうちの最初の2巻のみであり、それ以降は、神武天皇から持統天皇までの歴代天皇ごとに編年体で記述されている。